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「ZERO」はスマホに挿すだけで使える世界最小クラスの翻訳機です。
クラウドファンディングのMakuakeでサポーター3,000人以上。
応援購入総額が目標額の45倍以上(2020年5月2日)とかなり注目されています。
この記事ではiPhoneやAndroidスマホで使える注目の翻訳機「ZERO」をレビューします。
- ZEROを実際に使った感想
- Google翻訳アプリとの比較
気になっている方はぜひチェックしてみてください。
購入はこちらからできます。「スマート翻訳機ZERO」
メーカー様から商品を提供頂き記事を作成しています。
コンパクト翻訳機ZEROとは
「ZERO」は中国に本拠地を置く「Timekettle(タイムケトル)」開発した翻訳機。アメリカと台湾のクラウドファンディングで141,656,850円以上の支援を得ています。
日本では現在、2020年7月末にお届け予定となっており、執筆日時点(2020年5月2日)で応援購入額が22,736,960円とかなり人気です。
- 指で摘める超コンパクトサイズ
- 93言語を翻訳可能
- スマホに挿すだけで使える
- 本体を充電する必要なし
- ノイズキャンセリング搭載
- 録音しながらの文字起こし可能
iPhoneに挿すだけで使えてサイズもコンパクトなので旅行にも最適。
「翻訳モード」「会議モード」「インタビューモード」「テキストモード」の4つのモードを搭載しており、それぞれのシチュエーションに合わせた使い方ができます。
それでは早速レビューしていきます。
翻訳機ZEROレビュー
まずは結論から!
実際に使った本音で評価したので紹介します。
- サイズがコンパクト
- 専用の磁気収納カードがカッコイイ
- 翻訳機のデザインが良い
- 専用のアプリが使いやすい
- 翻訳する時に毎回ボタンを押す必要がない
- 精度がイマイチ
- 会議モードとインタビューモードは実用レベルではない
- Google翻訳アプリの方が精度が高い
翻訳機のデザイン面はかなり良く、スマホで挿して専用のアプリを開くだけなので使いやすいです。
モードに関しても自動で文字起こしをしてくれる「会議モード」や「インタビューモード」など魅力的なのですが、精度がイマイチでした。
翻訳モードで一言ずつ丁寧に話すと問題なく使用できますが、連続の会話となると全く使えないです。
もう少し精度が改善されれば良いなと思いますが、現状では無料のGoogleアプリで十分だと感じました。
外観レビュー
パッケージはこのようにシンプルなデザイン。
付属品は写真の3点です。
- 翻訳機本体
- 説明書
- 磁気収納ケース
説明書は主要言語が収録されており、日本語版の説明書もあります。
使い方は簡単なので説明書を見る必要もありませんが、説明書があると安心ですよね。
図付きでわかりやすいのが印象的でした。
個人的に1番良かったのが磁気収納ケースです。
翻訳機を収納できるケースなのですが、軽い磁石が搭載されているのでピタッとハマります。
サイズは名刺やカードとほぼ同じで、厚みは一番厚い部分で約7mm。
非常に小さいのでカード感覚で財布に収納することも可能です。
表のデザインは各言語で「こんにちは」の文字がプリントされています。
裏面はこんな感じ。
シンプルで程よい厚みなので、プラスチック素材ですがオシャレです。
iPhone 11 Proと並べてみるとこんな感じ。
サイズの小ささが良くわかるかと思います。
iPhoneに取り付けても邪魔にならない大きさで、厚みもiPhoneとほぼ同じなので嵩張ることもないです。
使い方はアプリをダウンロードして翻訳機を挿すだけ
アプリがApp Storeで「timekettle」と入力。画像のアイコンをダウンロードして利用します。
アプリを起動すると「ZERO」のアイコンをタップしてZEROをiPhoneに取り付けるだけです。
あとは自分が使うモードを選ぶと翻訳ができます。
ZEROは93言語に対応
ZEROの対応言語
ZEROは53アクセントを含む93言語に対応。
今後アップデートで対応言語が増えていく予定です。
対応言語に関しても普通に使う分には全く問題ないレベルです。
翻訳モードは実用レベル
翻訳モードは連続の会話ではなく、一言ずつ翻訳する使い方ができます。
上の写真は翻訳した画面のスクリーンショットですが、簡単な言葉であれば翻訳可能です。
あと注意が必要なのは話す言葉を上側に選択していないと上手く読み取ることができません。
日本語から英語に翻訳する場合は写真の赤丸をタップし、言語選択の画面で上側に選択してください。画面の向きは設定で変更可能です。
会議・インタビューモードはイマイチ
話した言葉を文字起こししてくれる便利なモードですが、読み取り精度はイマイチで実用的に使うのは難しいです。
写真左が「会議モード」、右が「インタビューモード」です。
簡単な会話をできるだけ発音よく、ゆっくりと話しましたが途中途切れたり、誤変換がありました。
何回か試しましたが、声を完璧に読み取りことが難しいようで、男性と女性で試しましたが、声の識別も完全ではないです。
ZEROとGoogle翻訳を比較
翻訳アプリと言えば「Google翻訳」ですよね。
Google翻訳は無料で使えるかなり優れたアプリです。
ZEROとGoogle翻訳を比較してみます。
ZERO | Google翻訳 | |
対応言語 | 93 (アクセント53含む) |
108 |
価格 | 7,980円(予定) | 無料 |
機能 | ・翻訳モード ・テキスト翻訳 ・文字起し |
・会話翻訳 ・音声翻訳 ・テキスト翻訳 ・カメラ入力 |
使用方法 | ZEROをスマホに装着 アプリ起動 |
アプリ起動 |
精度 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
表にまとめるとこんな感じです。
正直な感想は「Google強い!」です。
ZEROはノイズキャンセリングのマイクを搭載しているのですが、音声認識精度が良くなく、話した言葉を正確に認識することができません。
その為、翻訳にももちろん影響していきます。
一方でGoogle翻訳アプリは音声認識精度が良く、結果的に翻訳もしっかり行われます。
これだけのアプリが無料で使えるので現時点ではGoogleアプリで十分という結論に至りました。
左:ZERO、右:Google翻訳
まず一つZEROが残念だなと思ったのが、翻訳モードだと表示されたテキストを長押ししてもコピーすることができませんでした。
Google翻訳だと訳されたテキストを長押しするだけでコピーできたので、メールなどにも利用できます。
そして音声認識の精度には大きく差があると感じました。
質問に対して「電車で行くのが良いと思います。」という日本語を英語に訳して貰うようにした例です。
ZEROは3回言っても言葉を認識することができず断然。
Google翻訳は1回で言葉を認識し、翻訳してくれました。
また「こんにちは」などの簡単な言葉もGoogle翻訳の方がレスポンずが速いです。
コンパクト翻訳機ZEROレビューまとめ
この記事では「コンパクトなAI翻訳機ZERO」をレビューしました。
期待していたよりは少し精度が悪く、Google翻訳の方が凄いという結果でしたが、ZEROは開発されたばかりの製品で今後アップデートによっては精度が向上することも期待できます。
会議モードやインタビューモードなど自動で文字起しができ、履歴として保存することができるので、アプリの使い勝手はかなり良い物でした。
音声認識精度さえ良くなれば、翻訳は簡単だと思うので、音声認識精度がGoogle翻訳レベル以上になるとかなり魅力的です。
まだまだ期待できる製品なので今後が楽しみです。
以上。「【コンパクト翻訳機ZEROレビュー】iPhoneで使えるAI翻訳機の実力は?Google翻訳と比較してみた」でした。
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