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価格を抑えた廉価版のXperia 10 Ⅱはdocomo、au、Y!mobileで購入することが可能でした。
この記事ではiPhoneをメインに使っている僕がXperia 10 Ⅱを実際に購入したのでレビューします!
実際に使って快適に使えるのかや、カメラはどんな写真が撮れるのかをレビューしていますので、安くて快適に使えるAndroidスマホを探している方はぜひチェックしてみてください。
Xperia 10 Ⅱの基本情報
Xperia 10 Ⅱは5Gに対応したXperia 1 Ⅱの下位モデルで、5Gには対応していませんが超広角、広角、望遠カメラのトリプルカメラを搭載しています。
ちなみに読み方は「エクスペリアテンマークツー」と言います。言いにくいですね。
機種名 | Xperia 10 Ⅱ |
本体サイズ | 約157x69x8.2(mm) |
画面サイズ | 6.0インチ |
重量 | 約151g |
CPU | Snapdragon 665 |
メモリ/ストレージ | 4GB/64GB |
メインカメラ | 800万画素:超広角 1200万画素:広角 800万画素:望遠 |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 3600mAh |
防水 / Suica | 対応/対応 |
- スリムで軽量ボディ
- 21:9の6.0インチ有機ディスプレイ
- 3つのカメラを搭載
- 防水対応
- 使いやすい本体横の指紋認証
- 4万円台で価格が安い
特徴をまとめるとこのようになっています。
安いスマホながらもトリプルカメラを搭載しているのが注目ポイントで、21:9の縦長ボディなので2画面表示も使いやすいです。
コンパクトでスリムなので片手操作もしやすく、価格が安いながらも必要十分な機能を備えているので、安いスマホが欲しいかにおすすめです。
まず最初に使って良かった点と気になった点をまとめるとこんな感じ。
- 価格が4万円台と安い
- 快適に使えるSnapdragon 665を搭載
- 3つのカメラが使える
- 有機ELディスプレイなので高画質
- スリムなので片手操作ができる
- 21:9の画面でマルチウィンドウが快適
- Y!mobileで取り扱っている
- iPhoneと比べると画質が悪い
- HDR撮影と夜景撮影がイマイチ
- 同価格帯のiPhone SEと比べるとスペックはイマイチ
ミラーレス一眼カメラの技術が凄いソニーのスマホなのでカメラ画質に期待しましたが、同じ価格帯のiPhone SEと比べるとイマイチでした。
昼間の写真撮影なら問題ないですが、明暗差がきつい場所や暗い場所など撮影条件が悪い場所だと画質がイマイチです。
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Xperia 10 Ⅱのデザインをチェック
Xperia 10 Ⅱの外観はXperiaらしいデザインです。
Xperiaらしいって言われてもわからないかもしれませんが、ピンと来る方も多いと思います。
最近のモデルだと縦長のデザインが印象的ですね。
質感は低価格のスマホながら安っぽさはなく、背面にはガラスミラー素材、フレームは樹脂素材が使われています。
カラーはホワイトを選択。4万円台とは思えない質感で気に入っています。
ガラスミラー素材は指紋汚れが目立つと思っていましたが、ホワイトカラーということもあり指紋は目立ちません。
指紋が気になる方はホワイトがおすすめです。
上面には防水機能を備えたスマホとしては珍しいイヤホンジャックを搭載。
ワイヤレスイヤホンが主流とはいえまだまだイヤホンジャックは欲しいところ。Xperia 10 Ⅱは防水に対応した上でイヤホンジャックがあるので便利です。
カメラは縦に3つ配置されたシンプルなデザイン。
超広角、広角、望遠カメラの3つを搭載しています。縦配列のカメラはやはりシンプルで良いですね。
カメラ部分の出っ張りが少ないので机に置いても安定感もあります。
左サイドにはSIMカードとmicroSDカードスロットが配置されています。
SIMピンが無くても爪を引っ掛けてカバーを開けることができるのが特徴。
高い防水性能がありますが簡単にカードスロットを開くことができるのが良いですね。
右側面には音量ボタンと電源ボタンを配置。
Xperiaは側面の電源ボタンに指紋認証を搭載しているのが特徴でXperia 10 Ⅱも最後の電源ボタンに指紋センサーを搭載しています。
サイドに配置されていると指紋認証がやりやすいので素早くロックを解除することが可能です。
最後に本体下側はUSB-C端子を廃止。僕はiPhoneをメインに使っていますが汎用性の高いUSB-Cはやはり便利です。
iPhoneもUSB-Cコネクタを採用して欲しい。
外箱のパッケージはシンプルで少し安っぽい印象でした。パッケージの質感はiPhoneが上です。
また付属品は簡単な説明書のみと電源ケーブルや電源アダプタ、イヤホンは同梱されていません。
iPhoneだと電源アダプタ、電源ケーブル、イヤホンが付属されているので少し寂しいなと感じました。
トリプルカメラの画質は値段相応
カメラ好きの僕はソニーと言えばカメラです。
Xperia 10 Ⅱも低価格帯スマホながら3つのレンズを搭載するなどカメラに力が入れられていることがわかりますね。
Xperia 1 II | Xperia 10 II | |
カメラ | クアッドレンズ (3D iToFレンズを搭載) |
トリプルレンズ |
超広角レンズ ・F値 ・画素数 ・焦点距離 ・センサー |
F2.2 1200万画素 16mm 1/2.55 |
F2.2 800万画素 16mm 1/4 |
広角レンズ ・F値 ・画素数 ・焦点距離 ・センサー |
F1.7 1200万画素 24mm 1/1.7 |
F2.0 1200万画素 26mm 1/2.8 |
望遠レンズ ・F値 ・画素数 ・焦点距離 ・センサー |
F2.4 1200万画素 70mm 1/3.4 |
F2.4 800万画素 52mm 1/4 |
光学ズーム | 3倍 | 2倍 |
手ブレ補正 | 光学式 | 光学式 |
フロントカメラ | 800万画素 | 800万画素 |
こちらがカメラのスペック表ですが搭載しているセンサーサイズまで掲載している機種は中々ありません。
カメラ性能には大きく期待していましたが結果は値段相応という感じ。
残念ながら画質に関しては同じ価格帯のiPhone SE(第2世代)の方が綺麗です。
Xperia 10 Ⅱは3つのカメラを搭載。左から超広角、広角、望遠の順です。
iPhone SE、iPhone 11 Proと画質を比較していきます。
Xperia 10 ⅡはHDR撮影がイマイチ
最近のスマホカメラと言えばHDR撮影が大きなポイントです。
HDR撮影は露出の違い写真を組み合わせることでカメラが苦手な明暗差があるシーンも高画質に撮ることができます。
残念ながらXperia 10 Ⅱはデジカメレベルの画質。撮るだけで超高画質!って言う感じではないです。
左:Xperia 10 Ⅱ、右:iPhone 11 Pro
メインで使っているiPhone 11 Proと写真を比較しました。
iPhone 11 Proで撮影した写真の方が暗い部分も明るく撮れており、人が見た画質に近い写真を撮ることができています。
iPhone 11 Proは次世代スマートHDRという機能が備わっており、明暗差が厳しいシーンでも高画質な写真を撮ることが可能。
Xperia 10 Ⅱと同じ価格帯のiPhone SEも昼であればiPhone 11 Proと同様な写真を撮ることができます。
左:Xperia 10 Ⅱ、右:iPhone 11 Pro
こちらの写真も全体的に暗くXperia 10 Ⅱは良くも悪くもデジカメって言う感じですね。
最近のスマホは高性能CPUを活かしたソフトウェアによって綺麗な写真を作り出しています。
Xperia 10 Ⅱはソフトによる自動補正がイマイチです。
ナイトモードはイマイチ
Xperia 10 Ⅱにはナイトモードが搭載されています。
最近流行りのナイトモードは暗い場所でもかなり綺麗な写真を撮ることができると、評判の良い機能ですがXperia 10 Ⅱのナイトモードはノイズが多く、のべっとした感じの写真になりイマイチです。
左:Xperia 10 Ⅱ、右:iPhone SE
同じ価格帯のiPhone SEと比較しました。
Xperia 10 Ⅱはノイズも多く解像度がかなり悪いですが、iPhone SEは普通に見れるレベルの画質です。iPhone SEはナイトモードが搭載されていませんが綺麗に撮れるんですよね。
拡大してみるとこんな感じ。解像度とノイズの量が段違いであることがわかります。
Xperia 10 Ⅱはトリプルカメラを搭載していますが、写真の質にこだわるのであればシングルカメラのiPhone SEが良いですね。
左:Xperia 10 Ⅱ、右:iPhone 11 Pro
価格は大きく異なりますがiPhone 11 Proのナイトモードと比べるとこんな感じ。
iPhoneのカメラ画質には驚きます。Xperia 10 Ⅱのナイトモードは実用レベルではないです。
白トビはナイトモードを使うことで綺麗に撮れる
夜に看板の写真を撮ると真っ白に写ってしまうことがありますよね。
あれば周囲の明るさ比べて看板だけが明るすぎるので真っ白になってしまうのですが、Xperia 10 Ⅱはナイトモードを使うことで白トビを軽減できます。
左:Xperia 10 Ⅱ、右:iPhone 11 Pro
若干画質は悪いもののしっかりと文字を読むことはできます。
左:ナイトモードあり、右:ナイトモードなし
ちなみにナイトモードを使わないと悲惨な写真になってしまうので、ナイトモードの効果は絶大と言えます。
まぁナイトモードは撮影するのに3秒ほど時間が掛かるので時間を掛けた割りにはイマイチですかね。
料理は簡単に綺麗に撮れる
ここまでXperia 10 Ⅱの写真はイマイチだと紹介してきましたが、料理の写真は綺麗です!
Xperia 10 Ⅱにはプレミアムおまかせオートという機能が搭載されており、被写体や環境に応じて自動で最適な設定に調節してくれます。
料理に関してはiPhone 11 Proよりも簡単に綺麗に撮ることができます。
左:Xperia 10 Ⅱ、右:iPhone 11 Pro
絶対にXperia 10 Ⅱで撮ったピザの方が美味しそうですよね。
この自動判別機能は優秀で設定が細かい日本製品らしい仕様だと感じました。
出典:https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperia10m2/camera.html
13種類にシーン×4つの撮影状況に応じて自動で適切な設定にしてくれます。
少しシャッターを押してから写真を撮れるまでに時間が掛かりますが、料理の画質の良さには驚きました。
最新のテクノロジーを使ったスマホカメラというよりは、やはりデジカメ的な存在なのだと思います。
有機ELディスプレイは高画質
カメラは少々イマイチだったXperia 10 Ⅱでしたがその他は素晴らしいの一言です。
まず低価格帯スマホながらソニー「ブラビア」で培った映像技術ノウハウが取り入れられており、フルHD+の有機ELディスプレイを搭載。
ハイスペックモデルのiPhone 11 Proと比べても遜色ない高画質な写りを実現しています。
ディスプレイの違いは並べても見ても劇的に違いを感じることは少ないですが、プロモデルのiPhone 11 Proと比べても差はほとんどないということは十分なレベルの画質です。
忘れがちになりますが、Xperia 10 Ⅱは格安スマホなのでこれだけの画質があるのは素晴らしいの一言です。
Xperia 1 II | Xperia 10 II | |
画面サイズ | 6.5 | 6.0 |
種類 | 有機EL | 有機EL |
ディスプレイ | 4K HDR | フルHD+ |
フレームレート | 90Hz相当 | – |
21:9マルチウィンドウが便利
僕が使って感じたXperia 10 Ⅱの1番の魅力は6.0インチ21:9の大画面で使えるマルチウィンドウです。
マルチウィンドウは簡単に言うと2つのアプリを並べて使うことができるモードで、YouTubeを見ながらSNSをしたり、ネットサーフィンをする使い方ができます。
普通スマホの小さい画面であればどちらも中途半端になってしまいがちですが、Xperiaは21:9の縦長デザインである為、マルチウィンドウがかなり使いやすい。
また、スリムなボディは持ちやすいので一度使うとこの画面比が癖になってしまいそうです。
YouTubeは聞き流す程度にしか見ない僕みたいな人には最高の機能であること間違いなしで、YouTubeで音楽を聴きながらネットサーフィンをするのが楽しみになっています。
CPUのスコアは低いが快適に使える
左:iPhone 11 Pro、右:Xperia 10 Ⅱ
CPUスコアをGeekbench 5で測定してみました。
普段メインに使っているiPhone 11 Proと比べると約3倍のスコア差で、CPUに関してはやはり低価格スマホといった感じ。
左:iPhone SE、右:iPhone 11 Pro
同じ価格帯のiPhone SEは上位モデルと同じCPUを搭載しているので、CPUの面でもiPhone SEがおすすめです。
iPhone SE | Xperia 10 II | |
CPUチップ | A13 Bionic | Snapdragon 665 |
メモリ | 3GB | 4GB |
シングルコア | 1330 | 303 |
マルチコア | 3001 | 1267 |
実際に使った感想だと、ページの読み込み速度など、iPhone SEと比べると若干Xperia 10 Ⅱはもたつく印象。
しかし、並べてみないと気にならないレベルで、マルチウィンドウを使っている時もストレスを感じるほど遅くはなく快適に使えます。
なのでスコアほどの差はないように思いますが、スペック重視であればやはりiPhone SEなのかなと思います。
ブロガーとして他に優れた機種があると、そっちをおすすめしたくなってしまいますが、Xperia 10 Ⅱでも快適に使えることは間違いないので、マルチウィンドウを使いたい方や、Androidが好きな方、縦長のデザインが気に入った方などはXperia 10 Ⅱを選んでも十分満足できるスペックではあります。
価格をチェック
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優れたバッテリー持ちと防水性能
Xperia 10 II | |
防水 | IP68 |
バッテリー | 3600mAh |
改めてですが、Xperia 10 Ⅱはカメラの画質以外は本当に素晴らしく、低価格スマホであることを忘れてしまいます。
防水性能はIP68等級なので完全防水。手が濡れたままでも快適に使うことができます。
そして凄いのは151gと軽いのに3600mAhの大容量バッテリーを搭載していることです。レビューの為1日中使いましたがモバイルバッテリーは全く必要ありませんでした。
基本性能の高さは上位モデルに引けを取らない高性能なのでコスパは抜群です。
まとめ:Android好きにはかなりおすすめ
この記事ではXperiaのミドルレンジスマホ「Xperia 10 Ⅱ」についてレビューしました。
- 基本性能は最高
- 21:9のマルチウィンドウが快適
- トリプルカメラの画質はイマイチ
- CPUスコアは低いが十分快適
- スリムで軽いので使いやすい
- 大容量バッテリーで長く使える
- 低価格Androidスマホの中ではかなりおすすめ
ポイントをまとめるとこのようになりました。
最近は高いスマホの性能よりも安くてどれだけで使いやすいかと言う事の方が大事だと考えます。
高画質な写真が撮りたい方はGalaxy S20などのハイスペックスマホや、安いスマホだとiPhone SEがおすすめですが、使いやすさ重視であれば21:9の画面と片手操作ができるスリムボディであるXperia 10 Ⅱはかなりおすすめです。
スマホはできるだけ安く買いたいという方はぜひチェックしてみてください。
Xperia 10 Ⅱは格安SIMの中でも評判が高いY!mobileで購入することもできるので、料金プランを少しでも安くしたい方はY!mobileがおすすめです。
以上。「Xperia 10 Ⅱ レビュー!カメラは微妙だがスリムボディと高い基本性能が最高」でした。
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