Galaxy Z Flip3 5Gを実機レビュー!縦に折り畳めるスマホの実用性をチェック

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縦に折り畳めるスマートフォンとして話題になったGalaxy Z Flipシリーズの2021年モデルが発売されています。

縦に折り畳めることに意味があるのか少しわかりにくかったですが、実際に使える機会があったのでどんな感じだったかをレビューしたいと思います。

Galaxy Z Flip3 5Gがどういう使い方をできるかなどの参考にしてください。

この記事でわかること
  • Galaxy Z Flip3 5Gを使った感想
  • Galaxy Z Flip3 5Gの評価
  • 縦折りは便利に感じるのか

Galaxy Z Flip3 5Gの特徴

Galaxy Z Flip3 5Gの特徴から紹介します。

特徴
  • 縦に折り畳める
  • Snapdragon 888搭載で基本性能は高い
  • カメラは超広角と広角のデュアルカメラ
  • ディスプレイサイズは6.7インチ
  • カバー部分にも小型のディスプレイがありメインカメラで自撮りができる
  • 価格は148,896円(執筆時)

スペックをまとめるとこんな感じ。

Galaxy Z Flip3 5G
サイズ 166×72×6.9mm(開いたとき)
86×72×15.9mm(閉じたとき)
重量 184g
メインディスプレイ 6.7インチ
FHD+ 有機EL
120Hz対応
カバーディスプレイ 1.9インチ
超広角カメラ 1200万画素・F2.2
標準カメラ 1200万画素・F1.8
望遠カメラ 1220万画素・F2.4
インカメラ 1000万画素・F2.2
CPU Snapdragon 888
メモリ 8GB
ストレージ 128GB
Bluetooth 5.1
5G sub6
ワイヤレス充電 対応
生体認証 指紋(電源ボタン)・顔
バッテリー 3300mAh
スピーカー ステレオ

基本性能は高いですがバッテリー搭載量が少ないのでバッテリー持ちが少し心配です。

Galaxy Z Flip3 5Gの評価

続いて使った評価を紹介します。

正直に言うと僕は縦に折れることに特にメリットは感じませんでした。

価格は高くなりますが折りたためるスマートフォンはGalaxy Z Fold3 5Gの方が魅力があります。

使って感じたメリットとデメリットをまとめるとこんな感じ。

メリット
  • 基本スペックが高い
  • 目新しさがある
  • 縦長なのに折り畳めるので持ち運びが楽
  • 半分折った状態で使える
デメリット
  • 折り目が気になる
  • 価格帯は高いがカメラはデュアルカメラ

縦に折ることによってノートパソコンのような状態で使えるのが大きなメリットなので、ビデオ通話を多くする方にとってはメリットが大きいです。

それ以外だとGalaxyにはGalaxy S21があるので無難にそっちを選ぶ方が良いことが多いと思いました。

さっそく詳細にレビューしていきます。

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Galaxy Z Flip3 5Gの外観をチェック

Galaxy Z Flip3 5Gの外観をチェックしていきます。

カラーはクリームで背面側を見ると真ん中に折り目が入っているのが特徴です。

カメラは二つでカメラ横の黒い部分がカバーディスプレイとなっています。

カバーディスプレイでは時計の表示や、メインカメラを使用時のディスプレイとして使えるのでメインのカメラを使った自撮りが可能です。

折り畳むと昔あったゲーム機のような形になります。

こちらのサイドにはSIMカードスロットがあります。(マイクロSDカードは入れれません)

反対側には音量ボタンと指紋センサーが搭載された電源ボタンがあります。

折り目部分にはGalaxyのロゴがデザインされています。

気になる折り曲げ部分は折り曲げでもディスプレイが180度曲がらないようになっており、20万回の開閉テストにクリアしているとのこと。

ディスプレイは90度以上曲がらないような仕組みになっており、2つの箇所が90度曲がることで180度折り畳めるようになっています。

Galaxy Z Flip3 5Gの実機レビュー

Galaxy Z Flip3 5Gを使って感じたことなどを紹介していきます。

ディスプレイの耐久性は心配ない

折り畳めると何回も折り畳んでしまうのでディスプレイの耐久性が気になります。

Galaxyの公式サイトによると約20万回の開閉テストをクリアしているとのことなので、長い目でみた買い替えの目安である4年使う場合に1日何回曲げられるのかを計算してみました。

その結果がこちら

  • 4年間=1461日
  • 200,000÷1461=136
  • 1日136回曲げても大丈夫

普通に使っていて1日136回も曲げることはないので、ディスプレイの耐久性は心配ないと言えます。

こうして計算してみると安心できるので、壊れないか心配な方は計算してみることをおすすめします。

睡眠時間を7時間とすると1時間あたり8回曲げられます。

ディスプレイの折り目は気になる

ディスプレイの折り目は結構しっかりと残るので特に黒い画面だと折り目が目立ちます。

また、折り目は部分は少し凹んでいるので、スクロールした時にボコっとした手触りがあります。

使っているうちに慣れるとは思いますが最初は気になるので、好き嫌いが分かれると思いました。

折り曲げられるので縦長でも持ち運びが楽

Galaxy Z Flip3 5Gは6.7インチとディスプレイサイズが大きいのも特徴ですが、それ以上に縦長であることも特徴です。

上の写真はiPhone 13 Proと大きさ比較した写真ですが、Galaxy Z Flip3 5Gはかなり縦長であることがわかります。

スマートフォンは基本的に縦で使うことがほとんどなので、縦長の方がTwitterやwebサイトを見るときに表示できる面積が多くなり見やすいです。

ただ縦長だとポケットからはみ出たりと持ち運ぶ時には不便なのですが、Galaxy Z Flip3 5Gは折り畳むことができるので持ち運びには苦労しません。

ポケットにも簡単に入るので縦長ディスプレイを楽に持ち運べるのは凄く良かったです。

フレックスモードが使える

Galaxy Z Flip3 5Gは好きな角度で使うこともできます。

ノートパソコンのような状態で使用するとフレックスモードに切り替わり、上下で別の画面のように使うことが可能。

できることをまとめるとこんな感じです。

  • ビデオ通話が楽になる
  • 平らな面に置いて三脚撮影

全てのアプリで使える訳ではないですがアプリによっては折り曲げると独自の操作ができるので面白いです。

基本スペックが高いので動作は快適

Galaxy Z Flip3 5Gは2021年のハイエンドモデルに搭載されているSnapdragon 888を搭載。

動作が遅いなどの不満は一切なくゲームなども快適にプレイすることができます。

Galaxy Z Flip3 5G
チップ Snapdragon 888
メモリ 8GB
シングルスコア 947
マルチスコア 3373
GPUスコア 3073

各スコアはGeekbench 5で測定しました。

このクラスになると性能を気にする必要はほぼないですが、参考にしてみてください。

スピーカーの音質は良い

Galaxy Z Flip3 5Gは上下から音が出るステレオ再生になっているので音質は良いです。

音質などの基本性能はGalaxyなので特に心配はしていませんでしたが、さすがの完成度です。

また、わざわざ折り曲げてYouTubeを見ることもないだろうと思っていましたが、意外と使ってしまいますね。

最初だけだとは思いますが折り曲げられるのは目新しいので楽しいです。

防水にも対応している

Galaxy Z Flip3 5GはPX8規格の防水性能があり、水深1.5メートルの水中で最大30分間動画を付けっぱなしにしても問題ないとのこと。

以前のモデルは防水に対応していなかったので、IPX8規格の防水性能を持つ世界初の耐水性折りたたみスマートフォンだそうです。

水場でわざわざ使うことはないですが、防水に対応していると安心です。

電源ボタンの指紋認証は早くて楽

Galaxyは画面内指紋認証を搭載しているイメージが強いですが、Galaxy Z Flip3 5Gは電源ボタンに指紋センサーを搭載しています。

電源ボタンに搭載している指紋認証は精度が高く、認証を失敗することもほぼなく、認証速度も速いです。

逆に顔認証は精度がイマイチなので基本的に指紋認証を使うことになると思います。

指紋認証は触れるだけで一瞬ロックが解除され、すぐにホーム画面を開けられるので便利です。

Galaxy Z Flip3 5Gのカメラをレビュー

カメラも気になるところですが、カメラは価格帯を考えると少しイマイチでした。

カメラを重視する場合はGalaxy S21がおすすめです。

広角カメラの画質

まずは広角カメラで撮影した写真から紹介します。

明るい場所だと明暗差のあるシーンでもしっかりと撮れており、さすがGalaxyという感じですね。

全体的に色鮮やかに撮れるのもGalaxyの特徴で、実際に見た景色より少し派手に表現されています。

画質に関してはかなり綺麗で全く問題なしです。

少し影になって暗い屋内でもノイズが少ない写真が撮れていますが、同価格帯の他のGalaxyの機種と比較すると少し画質は悪いです。

折り畳めるのでその分カメラのコストが削られた感じですね。

料理を撮ろうとすると自動的に料理モードへ切り替わります。

発色がよく美味しそうに撮れるので、料理の撮影はかなり良いと感じました。

超広角カメラの画質

続いて超広角カメラの画質をチェックしていきます。

超広角カメラも明るい屋外だとかなり綺麗な写真を撮ることができます。

超広角カメラを使うとダイナミックな写真を撮ることができるので、明るい風景写真を撮る時には最適です。

ポートレートの精度も良い

ポートレート写真も何枚か試してみましたが、ポートレート写真の精度はよく、被写体以外をしっかりとぼかせていました。

夜の写真の画質

Galaxy Z Flip3 5Gは広角カメラであれば夜の写真も綺麗に撮ることができます。

上の写真はかなり暗い場所ですがノイズの少ないクリアな写真を撮ることができています。

シャッターを押すだけでこのレベルの写真を撮れると良いですよね。

ただし超広角カメラだとかなりイマイチな感じになります。

超広角カメラだとナイトモードを使うことができないので、この辺りが同価格帯の他の機種と比べると劣っている部分です。

同じGalaxyであるGalaxy S21は価格もGalaxy Z Flip3 5Gより安く、超広角カメラの画質も良く、望遠カメラも搭載されています。

カメラを重視する場合や折り畳めることを重視しない場合は通常モデルを選んだ方がメリットは大きいです。

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縦に折り畳めるスマホの実用性はどう?

最後に縦に折り畳めるスマートフォンの実用性について紹介します。

正直に言うと縦に折ることで得られるメリットより、デメリットの方が大きいと感じました。

メリット
  • 縦長ディスプレイを折り畳んで楽に持ち運べる
  • ビデオ通話が楽にできる
  • 目新しさが楽しい
デメリット
  • 価格が高い
  • 同価格帯で比べるとカメラが劣っている
  • 折り目が気になる
  • 使うたびに広げるのが面倒

価格が10万円ぐらいだと評価も変わってきたと思いますが、価格は148,896円とかなり高い部類ですが他のスマートフォンと比べると折り畳める以外のメリットはありません。

折り畳めることで、他の機能が犠牲になっているので、やはりこの価格ならGalaxy S21やiPhone 13 Proを選ぶのが良いと感じます。

普通のスマートフォンに飽きてきた冒険心のある方にはかなりおすすめですが、折り畳めることでの実用性やメリット・デメリットを考えるとまだ通常タイプのスマートフォンを選ぶのがおすすめです。

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まとめ

この記事ではGalaxy Z Flip3 5Gを実機レビューしました。

以前から気になっていたので実際に使うことができ良かったですが、新しい物好き意外にはなかなかヒットしないスマートフォンだと思います。

同じ折り畳めるスマートフォンだと、横開きできるGalaxy Z Fold3 5Gはかなり良いと思ってのでぜひこちらもチェックしてみてください。

Galaxy Z Fold3 5Gを実機レビュー!メリット・デメリットと使った評価を紹介

また、機種変更などはオンラインショップがおすすめです。

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以上。「Galaxy Z Flip3 5Gを実機レビュー!縦に折り畳めるスマホの実用性をチェック」でした。

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