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国内初のeSIMサービスがIIJmioで開始されました。
eSIMサービスはまだまだ馴染みの無いサービスで、何ができるのかイマイチわからないことが多いですよね。
この記事ではIIJmioのeSIMプラン(ベータ版)を使ったレビューとeSIMサービスで何ができるのかなどをわかりやすく解説します。
これから益々利用の幅が広がってくるサービスだと思うので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
- デュアルSIMについて
- eSIMについて
- IIJmioのeSIMサービスでできること
- IIJmioのeSIMサービスを使った感想
eSIMサービスを上手く利用することで毎月の料金を抑えることも可能なので、損しない為にもぜひご覧になってください!
本格サービスが開始された「データプラン ゼロ」についてはこちら
非公開: IIJmio eSIMデータプランゼロのお得な使い方とは?実際に使った評価・速度・料金をレビュー!
iPhoneのデュアルSIMとは
2018年に登場したiPhoneよりデュアルSIMに対応しています。
デュアルSIMは簡単に言うと一つの端末で2つのSIMを使うことができる機能で同じ端末で別の通信キャリアを同時に使えるメリットがあります。
iPhoneは従来から採用されている『nano-SIM』と、物理的なSIMカードを使わないデジタルSIM『eSIM』を使用することができます。
nano-SIM
nano-SIMとeSIMの2つのSIMを使うことによってできることを紹介します。
- 一つのiPhoneで仕事用の電話番号とプライベート用の電話番号を使い分ける
- 音声通話メインのプランをデータ用のプランを別々に契約する
- 海外旅行用に海外のSIMを利用する
デュアルSIM機能を使うことで、一つの端末に2つSIMカードが利用できるので電話番号を使い分けたり、音声用のプランとデータ用のプランを別会社で契約することも可能です。
どちらの電話番号でも音声通話を受発信でき、SMS や MMS を送受信できます。
引用:https://support.apple.com/ja-jp/HT209044
Apple公式サイトでもこのように紹介されており、デュアルSIMによってスマホを2台持ちする必要が無くなります。
ただし、音声通話やSMS、MMSはどちらも送受信が可能ですがデータ通信は選択した1つのみ使用することができます。
データ通信に関しては簡単に言うとWi-Fiを切り替えるような感覚です。
例えば、大手キャリアの通信速度は混雑している時間も通信速度が安定していますが料金が高いです。一方で格安SIMは通信料が安いですが、混雑時(平日昼など)は通信速度が遅くなります。
デュアルSIMで一つをキャリア、もう一つを格安SIMを使えば、混雑して通信速度が遅くなる時間は通信速度が安定しているキャリアに切替、それ以外の時は料金が安い格安SIMのデータを使うといった使い分けが可能です。
eSIMとは
先ほど紹介したのはiPhoneのデュアルSIMは『nano-SIM』と『eSIM』を使用することができます。
それでは、IIJmioが国内初となるサービスを開始した『eSIM』とは何なのかを紹介します。
nano-SIMは本体にSIMカードを差し込むのに対して、
デジタルSIMであるeSIMはQRコードからアクティベーションコードをを読み込み、自動でプロファイルをダウンロードするだけで、
本体に組み込まれているSIMカードに通信業者の情報を書き込むことができます。
書き込み方法は通信会社によって異なりますが、一番主流なのがQRコードを読み込むだけの簡単設定です。
- eSIMはSIMカードを差し替える必要なし
- eSIMはSIMカード情報をネットを通じて書き込み・書き換えが可能
何言ってるの?と思った方もいるかと思いますが、難しく考える必要はありません。
キャリアを変更するとSIMカードをそのキャリアのSIMカードに入れ替える必要がありますが、eSIMであればネットを通じて本体に内蔵されているSIMカードの情報を買い換えることができます。
仮に全て業者がeSIMサービスに対応すれば、もうSIMカードを差し替える必要がないという訳です。
- ネットで契約するとその場でSIMが発行できる
- 海外の格安データ通信を簡単に利用できる
主なメリットは以上です。
ネットで契約してもSIMカードが届くまで数日待つ必要がありましたが、eSIMであればSIMカードを差し込む必要がなく、ネットを通して情報を書き込むだけなので、申し込んだその日から使用することができます。
特に力を発揮するのが海外です。
日本のキャリアが提供する国際通信は料金が割高ですが、eSIMを使って海外の安い通信会社を利用すれば国際通信を割安で利用することができます。
面倒なキャリアの異動もeSIMであれば気軽に行えるようになるのです。
IIJmioのeSIMサービスを徹底解説
IIJmioのeSIMサービスについて紹介します。
プランの詳細についてはこちら
非公開: IIJmio eSIMデータプランゼロのお得な使い方とは?実際に使った評価・速度・料金をレビュー!
IIJmio eSIMプランできること
IIjmioのeSIMサービスは現在のところ、データ通信のみ可能で電話番号を使用する「通話」や「SMS」を利用することはできません。
しかし、通常のデータ通信は可能なのでLINEを使った通話やメッセージは可能です。
今までのデータ専用SIMと同じと考えるとわかりやすいですね。電話番号なしでデータ通信のみ行えると考えてください。
IIJmio eSIMプラン対応機種
IIJmioのeSIMプラン対応機種は一例として以下が発表されています。
スマホ | タブレット |
iPhone XS | iPad mini(第5世代) |
iPhone XS Max | iPad Air(第3世代) |
iPhone XR | 11インチ iPad Pro |
12.9インチ iPad Pro |
最新のiPadとiPhoneには対応していると公式ページに記載されています。
eSIMに対応しているスマホであれば、使えるとは思いますが、現状では上記端末で使うのが安心できそうです。
eSIMはSIMロックが掛かっていると利用することができません。
キャリアで購入したiPhoneやiPadはSIMロックを解除する必要があります。
eSIMであってもSIMロックが掛かった端末で使用することができないので要注意です。
IIJmioのeSIMサービスレビュー
IIJmioのeSIMプラン(ベータ版)を使ってみたのでレビューします。
結論から言うと、eSIMは想像以上に簡単に登録することができ、主回線との切替も簡単です。スマホの使い方の選択肢が大きく広がったというのが第一印象です。
まだまだこれからのサービスですが、今後のスマホの通信を大きく変える可能性があると感じました。
iPhoneのeSIM登録方法
今回はiPhoneでeSIMを登録したのでiPhoneでの登録方法を紹介します。
- 設定アプリを開く
- モバイル通信を開く
- モバイル通信プランを追加
- QRコードをスキャン
- 読み取ったモバイル通信プランを追加
- モバイル通信プランの名称を設定(任意)
- デフォルト回線を選択
- 完了
手順は以上です。iPhoneの画面に従うだけなので誰でも簡単に登録することができます。
それでは詳しく紹介します。
まずは設定アプリを開いて、モバイル通信を選択します。
モバイル通信の設定画面を開くと『モバイル通信プラン追加』という欄があるので開きます。
開くとQRコードをスキャンする画面が開かれるので、IIJmioのeSIMを登録すると発行されるQRコードを読み取ります。
読み取りが完了すると、モバイル通信プランを追加する画面が開かれるので追加します。
登録したモバイル回線の名称を設定します。これは任意なので自分がわかりやすい名前にすると良いです。
私は用途が副回線なのでデフォルトのまま「副回線」という名称にしました。
完了すると『続ける』をタップします。
次の画面ではデフォルト回線を選択します。設定は後からでも変更することが可能で、iPhoneの画面にそれぞれの設定について説明があるので、それに従って自分の用途にあう設定を選択します。
私は副回線をモバイル通信のみで使用するので、一番下の『副回線をモバイルデータ通信にのみ使用』を選択しました。
選択後は完了ボタンを押して完了です!
完了後は設定のモバイル通信に「主回線」と「副回線」が表示され、コントロールセンターでは左上に登録しているデータ通信が表示されるようになります。
かなり簡単で家にWi-Fi環境さえあれば、その場で登録することができます。
店に出向くこともなく、SIMカードが自宅に到着するのを待つ必要もありません!これだけ簡単にモバイル通信を契約できるのなら本当に幅が広がりますね。
今後のサービス拡充に期待です!
主回線と副回線を切替える方法
デュアルSIMの醍醐味である回線の切替も簡単に行うことが可能です!
- 設定アプリを開く
- モバイル通信を開く
- モバイルデータ通信を開く
- 回線を切替える
- 完了
切替は設定からモバイルデータ通信を開き、さらにモバイルデータ通信をタップします。
すると現在使っている回線にチェックが入っているので、使いたい回線をタップすると切替えることが可能です。
設定画面で簡単に切り替えられるので、使いたい時に使いたい回線を瞬時に使うことができます。
デュアルSIMのメリットを活かす為には切替方法が重要なので、これだけ簡単に切り替えられるのであればデュアルSIMのメリットを活かしやすいです。
コントロールセンターで回線を確認することができますが、主回線が上にくるようになっています。
左の写真が『主回線がメイン』、右の写真が『副回線がメイン』であることを表しています。
IIJmio eSIMの通信速度
6GBで月額1,520円とお得なプランですが、通信速度が気になりますよね。
通信速度を比較したので紹介します!
通信速度の比較はYouTube動画などの読み込み速度も計測する「4GMARK」と実際に同じページを表示させた時の表示速度で比較しました。
端末はiPhone XS Maxです。
通信速度比較
平日夜 23:00 | ||||
項目 | 光回線 | WiMAX | IIJmio nano-SIM (ドコモ回線) |
IIJmio eSIM (ドコモ回線) |
ダウンロード | 103.82 Mbps |
6.16 Mbps |
3.45 Mbps |
5.90 Mbps |
アップロード | 288.12 Mbps |
24.53 Mbps |
14.84 Mbps |
4.22 Mbps |
スコア (4GMARK) |
104093 | 6565 | 6090 | 2799 |
ページ表示速度 (Yahoo!トップ) |
2.14秒 | 2.51秒 | 5.94秒 | 8.63秒 |
光回線がぶっち切りで速いですね。これは仕方ないとして気になったのがnano-SIMで使っているIIJmioの通信速度よりeSIMの通信速度が遅かったことです。
どちらも同じ時間帯で同じドコモ回線なので速度の違いは誤差レベルのはずなのですが、明らかにeSIMの方が遅いです。
Yahoo!のトップページを開くのに流石に8秒は掛かりすぎかなと思います。
休日昼 12:00 | |||
項目 | WiMAX | IIJmio nano-SIM (ドコモ回線) |
IIJmio eSIM (ドコモ回線) |
ダウンロード | 10.78 Mbps |
1.55 Mbps |
1.67 Mbps |
アップロード | 7.51 Mbps |
4.57 Mbps |
2.63 Mbps |
スコア (4GMARK) |
6448 | 1590 | 1244 |
ページ表示速度 (Yahoo!トップ) |
6.95秒 | 11.31秒 | 12.80秒 |
続いて休日の12時に場所を変えて測定しました。
結果は以上の通りです。やはりeSIMの方が若干ですが通信速度が遅いのが気になります。
どちらにせよ正直な感想はどちらとも少し遅いです。
格安SIMとはいえ、もう少し速度を改善して欲しいのが正直な感想ですが、料金の安さを考えると仕方ないのかもしれません。
eSIMでも格安SIM特有の混雑する時間帯での通信速度の遅さは代わりありませんでした。
しかし手頃な価格で程よいデータ量が使えるのはかなり良いです。
IIJmio公式サイトはこちら
以上。【レビュー】IIJmioのeSIMで何ができる?iPhoneでデュアルSIMを使ってみた!でした。
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