この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
2018年はフルサイズミラーレス元年と呼ばれていますが、キヤノンの新マウント『RFマウント』は大きな話題を呼びました。
今までミラーレスに躊躇していた人も多くの人がミラーレスに惹かれるようになったと思います。
そして2019年はRFマウントのカメラが増えるということで期待している人も多いのではないでしょうか。
そんな中、2019年2月14日にEOS RシリーズにEOS RPが追加されました!
次戦の噂通りEOS Rのエントリーモデルで、キヤノンのラインナップの中ではミドルクラスの位置付けとなっています。
この記事では上位モデルに当たるEOS Rと比較し、EOS RPのポイントをまとめます。
EOS Rを見送った方など、エントリーモデルのEOS Rが気になる方はぜひ参考にしてください。
最新フルサイズミラーレスの発売状況
メーカー | キヤノン | ニコン | ソニー |
プロモデル | – | – | α9 |
高画素モデル | – | Z7 | α7R III |
– | – | α7R II | |
ベーシックモデル | EOS R | Z6 | α7 III |
– | – | α7 II | |
高感度モデル | – | – | α7S II |
フルサイズ入門モデル | EOS RP | – |
– |
フルサイズミラーレスの3大メーカーとなると思われる3社のラインアップをまとめました。
先行するソニーは流石のラインナップですね。
キヤノンに関してはまだまだラインナップに乏しくまさにこれからという状況です。
フルサイズミラーレスのエントリーモデルは他のメーカーにはないラインナップとなり、カメラをこれから始める方にも注目されるかもしれません。
ミラーレスのコスパの良さを活かし『いきなりフルサイズ』という時代になる可能性も十分あり得ます。
今後カメラを始めたい方におすすめのカメラとなることは間違いありません!
EOS RPの発表日・発売日
発表は事前の噂通り2019年2月14日に発表されました。
発売日は2019年3月14日です。
名称に関しても噂通り『EOS RP』となりました。
EOS RPの発売されるモデル
EOS RPの発売モデルは以下の通りです。
- EOS RP・ボディー
- EOS RP・RF35 MACRO IS STM レンズキット
- EOS RP・RF35 MACRO IS STM マウントアダプターキット(限定7000台)
- EOS RP マウントアダプターキット(限定7000台)
- EOS RP(ゴールド)マウントアダプターSPキット(限定5000台)
- EOS RP(ゴールド)・RF35 MACRO IS STM マウントアダプターSPキット(限定5000台)
引用:https://cweb.canon.jp/eos/lineup/rp/
こちらがゴールドデザインのボディです。クラシックカメラを彷彿とさせるカラーとなっており、初めてカメラを始める人だけでなく、ヘビーユーザーにも人気となりそうなデザインとなっています。
小型のフルサイズミラーレス一眼カメラということもあり、既にプロスペックのカメラを持っている人でもサブ機としての需要を考えたデザインでもあると思います。
この辺りはマーケティングのキヤノンと言われるゆえんですね。
EOS Rのエントリーモデルに期待すること
EOS RP発表前に期待していたことは以下の通りでした。
- 小型化を追求したボディ
- 10万円台前半の低価格
- 小型レンズの拡充
EOS Rより重さが約170g軽いということで小型化を追求とまでは行かないかもしれませんが、十分小型と言えます。
そして価格ですがキヤノンオンラインショップでの予約価格がボディのみで税込 173,340円少し高いと感じますが初値でこれなら数ヶ月後には15万円以下にはなっている可能性が高いです。
小型レンズの拡充に関しても同日に『RF24-240mm F4-6.3 IS USM』の開発を発表しており、概ね期待通りです。
EOS RPとEOS Rのスペック比較
ROS RPと上位機種にあたるEOS Rとのスペックを比較します。
EOS RPのスペックは現時点では噂の段階です。その点は注意してください。
サイズ・重量
モデル | EOS R | EOS RP |
---|---|---|
サイズ | 135.8 × 98.3 × 84.4 mm | 132.5 x 85.0 x 70.0 mm |
重量 (撮影時) |
約660g | 約485g |
EOS Rよりも約175gも軽いということで、身近な物だと野球ボール1個分ほど軽いです。
一見大した差はなさそうですが、これだけ重量が変わると持った時の印象がかなり違います。持ち運び用として購入するのもアリですね!
イメージセンサー・レンズマウント
モデル | EOS R | EOS RP |
---|---|---|
イメージセンサー | 約36.0×24.0mm ピクセル CMOS | 約35.9×24.0mm CMOSセンサー |
有効画素数 | 約3170万画素 | 約2620万画素 |
手ぶれ補正 | レンズ内手ぶれ補正 デュアルセンシングIS |
レンズ内手ぶれ補正 デュアルセンシングIS |
マウント | RF | RF |
内径 | 54mm | 54mm |
フランジバック | 20mm | 20mm |
映像エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 8 |
予想できていましたが、残念ながらボディ内手ブレ補正機能の搭載はありません。
映像エンジンに関しては同じ『DIGIC 8』を搭載しており、EOS RPの方が起動時間が僅かに短くなっています。
起動時間 EOS RP:約0.82秒 EOS R:約0.9
そして有効画素数に関してはEOS 6D Mark Ⅱと同等の約2620万画素となっています。ミドルクラスとしては十分の画素数で上位機種とも上手く差別化がなされています。
シャッター・露出・オートフォーカス
モデル | EOS R | EOS RP |
---|---|---|
AF測距点 | 最大5655点 像面位相差検出 エリア分割数(143分割) |
最大4779点 エリア分割数(143分割) |
低照度AF | EV-6.0 | EV-5.0 |
瞳AF | ○ | ○ |
ISO | ISO100~40000 (拡張ISO:50/102400) |
ISO感度:100~40000 (拡張ISO:50/102400) |
連写機能 | 最高約8.0コマ/秒 | 最高約5コマ/秒 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒 | 1/4000~30秒 |
ストロボ同調速度 | 1/200秒 | 1/180秒 |
EOS Rでももう少し欲しいとの意見が8.0コマ/秒の連写速度ですが、ここも少し落として5コマ/秒となっています。
一眼レフカメラの同クラスとなる『EOS 6D Mark Ⅱ』は約6.5コマ/秒となっているので、ミラーレス機としては少し落としすぎではないかと感じています。
ただ、使い方にもよりますが連写性能をそこまで必要としない人も多いので、連写性能を気にしないのであれば5コマ/秒でも良いかなとは思います。
液晶画面・EVF
引用:https://photosku.com/archives/3844/
モデル | EOS R | EOS RP |
---|---|---|
モニター種別 | バリアングル | バリアングル |
画面サイズ | 3.15型 | 3.0型 |
画面解像度 | 約210万ドット | 約104万ドット |
タッチパネル | ○ | ○ |
ファインダー | 0.5型有機EL 369万ドット 倍率:0.76 |
0.39型有機EL 236万ドット 倍率:0.70 |
ファインダーはEOS Rと比べると一回り小さいファインダーとなっています。
EOS RPは小型化を重視したスペックであるので仕方ない部分ではありますが、個人的にはファインダーの大きさは使い勝手に直結するのでこの部分は変えて欲しくなかったです。
正直、ファインダーの大きさでかなり購入意欲が低下しました。あくまで私個人の意見ですが、メインのカメラとして考えている方は実際に試してみるのが良さそうです。
またマルチファンクションバーが省略され、モードダイヤルとサブ電子ダイヤルにマルチ電子ロックスイッチが追加されています。
マルチファンクションバーは使い勝手がイマイチで評判があまり良くなかったということもあり、省略されることでのデメリットはそれほど感じません。
それよりも、即座に切り替えが可能となるモードダイヤルの搭載はかなり良いと言えます。
EOS Rではモードを切り替える際にモニターを見る必要がありましたが、EOS RPはダイヤルを見ると何のモードになっているのか直ぐに確認でき操作性が向上しています。
初心者にも優しい設計ですね。
記録方式・通信機能・電源
モデル | EOS R | EOS RP |
---|---|---|
記録媒体 |
SD | SD |
SDHC(UHS-I /II) | SDHC(UHS-I /II) | |
SDXC(UHS-I /II) | SDXC(UHS-I /II) | |
スロット数 | シングル | シングル |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n | IEEE 802.11b/g/n |
Bluetooth | Version 4.1準拠 | Version 4.1準拠 |
使用電池 | LP-E6N/LP-E6 | LP-E17 |
撮影可能枚数 | 常温(+23℃)約370枚/低温(0℃)約350枚 | 常温(+23℃)約210枚/低温(0℃)約200枚 |
気になる価格
今回は公平を期すためにキヤノンオンラインショップの価格値を参考にします。
EOS RP ボディのみ 税込 173,340円
EOS R ボディのみ 税込 256,500円
価格差は約8万円です!
EOS Rに関しては発売から時間が経過している為、最安値は約20万円ほどですがそれでもこの価格差は大きいと感じます。
価格差を考えると小型で軽量なEOS RPで良いという方も多いのではないでしょうか。
フルサイズのカメラがここまで買いやすくなるのは大きな魅力です。
EOS RPは買いか?
引用:https://photosku.com/archives/3844/
一回り小さくなった小型ボディが見た目でも直ぐにわかるEOS RPですが、買いなのかを個人的にまとめます。
価格差を考えると買い
まず少しでも費用を抑えたいという方は買いです!
EOS Rと比べて少しずつ性能が削ぎ落とされている感じはありますが、画素数は約2620万画素あれば十分ですし、連写速度も私は5コマ/秒あれば申し分ないです。
その他にも細かく見ていく差はありますが、普通の撮影する分には大きな違いは感じられないかと思います。
ファインダーが小さくなったことで、被写体が見にくくなっているかとは思いますが、EOS Kiss Mと同じ0.39型であると考えればそこまで不便ではないと思います。
私自身は大きいファインダーに慣れているということもあり、少々気になる点ではありますが価格差も大きいので十分だと思います。
サブ機としても魅力的
そして、今後発売が噂されているEOS Rの高画素機を待ち望んでいる人や、現在一眼レフカメラをメインに使っている方のサブ機としても魅力的だと考えます。
まず、価格がEOS Rより大幅に安く、今後主流化していくEOS Rシステムに馴染む為にも最適です。
そして、ちょっとした撮影時などは小型で軽量ということが大きなメリットとなります。
もし、今後EOS Rの高画素機が発売されたとしてもサブ機として十分に使えることを考えるとメリットが多いと言えます。
まとめ
初めはキヤノンがフルサイズミラーレス一眼で新マウントを採用することに否定的な意見も多かったですが、機能を付帯した数種類のマウントアダプターを発売するなど、EFマウントユーザーを置き去りにしない姿勢などが好評でEOS Rシリーズに期待する声がとても多いです。
レンズの開発も発表されているのでますます期待できますね!
以上。キヤノンEOS RPが登場!EOS Rとの比較このスペックは買いか?ポイントまとめでした。
乗り換えを検討の方はこちらがオススメです!
おすすめカメラ買取サービスを厳選紹介しています。是非ご覧ください。
おすすめカメラ買取サービス厳選紹介!高く売る方法や特徴を徹底比較
関連記事
キヤノンEOS Rの後継機はどうなるのか?高画素機のスペックまとめ
2023年最新!初心者におすすめのミラーレス一眼カメラまとめ!失敗しない選び方を徹底紹介
これからはフルサイズミラーレスを買うべき理由とおすすめのカメラ!